東京競馬場では、普段は見ることができない業務エリアを見学できる バックヤードツアー をたまに開催しています。(東京以外の競馬場でも行ってます) 今回、通常のバックヤードツアーより、さらに見学範囲を広げた プレミアムバックヤードツアー に参加することができたので、ツアーレポを掲載致します。 なお、バックヤードツアーが開催される日や、応募方法などは、特に決まっておらず、JRAのホームページでイベント告知があるだけです。 概ね、東京開催の土曜日午前中に競馬場にて募集が行われ、午後に抽選結果が発表され、最終レース終了後にツアー実施という流れになります。 参加してみたい!という方は、JRAニュースをチェックしてみて下さい。 ツアーに当選したら、ウィナーズサークル前にて受付を行い、参加証を受け取ります。 これを首から提げ、いよいよツアー出発! | ||
まず、見学するのはウィナーズサークルです。 といっても、ウィナーズサークルはいつでも誰でも見ることができますが、中に入るのはなかなかできません。また、サービスとして、表彰式で使う台も並べられるので記念撮影もできます。 ここではツアーの説明、東京競馬場についての説明などを受けた後、地下馬道へ進みます。 | ||
ここは、レース出走馬が入場する際と、出走後に戻ってくる際に通る場所です。 地下馬道の突き当たりはダートコース入場口。 ダート競走出走馬の他、メインレースの場合は芝のレースでもダートコースから入場するため、ここを突き当りまで進み、左へ上がっていきます。ただし、ダート2100mの場合は右から入場します。 また、芝のレースでもダートのレースでも、レースを終えた馬は右から下りてきます。 | ||
その途中、左手に救護所があります。 開催日は医師が常駐し、落馬などで負傷した騎手は、まずはここに運ばれて治療を受けます。 救護所の裏にはエレベータがあり、スタンド観覧席に出ることができます。 パドックから出走馬を送り出した調教師などは、そのエレベータに乗ってスタンド観覧席からレースを観戦し、再びエレベータに乗って検量室へ降りてくるの繰り返しかと。 | ||
以前は検量室の様子なんて直接見ることはできませんでしたが、東京競馬場にはホースプレビューがあるため、ガラス越しに検量室の様子も見ることができるようになり、お馴染みの光景になっているかもしれません。 検量室の前には、通称「カンカン場」と呼ばれる脱鞍所もあります。 大レースを勝った馬の騎手が、ここまで来て馬から下馬し、関係者と抱き合うシーンなどをTVで見かけることが多いかと思います。 | ||
ここは説明不要かと。 記念撮影をしたり、出走馬になりきって1周歩いてみるのもいいかもしれません。 また、パドックに併設されている馬主、調教師、騎手の各控室も見学することができます。 なお、通常のバックヤードツアーはここでおしまい。 パドック脇にある階段を上り、ツアー終了となります。 今回は「プレミアム」ということで、地下馬道をさらに奥へと進みます。 | ||
パドックから検量室前まで戻り、そこからツアー一行はスタンド直下に伸びる長い地下馬道を進みます。 フジビュースタンド直下を抜け、メモリアルスタンド直下まで来たところで、左手にある階段を上ります。 そこには「装鞍所」「調整ルーム」の文字が。 | ||
階段を上がると外に出ます。 すると目の前には『調整ルーム』と書かれた建物が。 位置的には、ローズガーデンにある欅並木のすぐ隣。 親子馬像の裏にある建物で、普段、メモリアルスタンドから見下ろすこともできます。 さらに今回は調整ルームの中も見学させてもらえました。 さすがに奥までは見せてもらえず、ロビーまでで、写真撮影も不可でしたが、調整ルームに入れるなんて非常に貴重な体験です。 館内案内図を見たところ、2階建てでビジネスホテルのように部屋が並び、1階中央に食堂があるという感じでした。 | ||
最後にツアー一行が向かったのが装鞍所。 レース出走馬が馬装整備した後にパドックへ向かうまで待機する場所です。 また、ここもメモリアルスタンドから容易に見下ろせるので、珍しい場所ではないかもしれませんが、足を踏み入れるとなると、これまた貴重な体験です。 | ||
プレミアムバックヤードツアーは以上です。 その後、一般客は利用できない関係者専用の門から競馬場を出て終了となります。 | ||