今年の中央競馬も今日が最後。

最後はもちろん有馬記念！

いざ、中山競馬場へ。

有馬記念デーは場内が非常に混雑するため、早めにスタンドで待機。

迎えた9RはＧⅡホープフルステークス。芝2000m。

昨年から鳴り物入りでＧⅡに格上げされたにも関わらず、結果として今年のクラシックを賑わせた馬は皆無。
ラジオNIKKEI賞の代わりという位置付けでしたが、結局はオープン特別時代となんら変わらずという印象…

しかし今年は、新潟2歳Sで豪脚を見せ、来年のクラシック候補にも挙げられているロードクエストが出走してきて単勝1.9倍の1番人気に。

レースではロードクエストが最後方から追い込みをみせましたが、それを待っていたかのように3番人気ハートレーが一緒に追い出し、直線では逆に突き放すかたちで先頭ゴール！

ディープインパクト産駒で、同馬はこれでデビューから2戦2勝。
鞍上は短期免許で騎乗中のH.ボウマン騎手で、これが日本での初重賞制覇となりました。

有馬記念発走の直前、15時現在の入場者数がターフビジョンで発表されました。

その数字は12万1319人。

今年のダービーデーの15時時点では11万6675人だったので、それより4,644人多い計算。

さらに東京競馬場より中山競馬場の方が圧倒的にキャパが小さいので、混雑度合いはそれ以上！

15:25を迎え、いよいよ第60回有馬記念の発走！

ファン投票1位で、ここが引退レースとなるゴールドシップが1番人気。
宝塚記念、天皇賞秋のＧⅠ2勝馬ラブリーデイが2番人気。

レースは菊花賞馬キタサンブラックが逃げる展開。
スローな流れにしびれを切らし、向こう正面で最後方にいたゴールドシップが一気にスパートをかけ、先頭集団に取り付いて直線へ。
内でキタサンブラックが逃げ粘り、マリアライトがそれにピッタリ着いていくかたちになるも、馬群からゴールドアクターが抜け出し、中団から追い込んできたサウンズオブアースをクビ差凌いで先頭ゴール！

勝ったゴールドアクターはスクリーンヒーロー産駒の牡4歳馬で、鞍上は吉田隼人騎手。

人馬ともに初ＧⅠ制覇！！

その後の表彰式。

今年のJRAナビゲーターを務めた有村架純さんがプレゼンターとして登場。

日本ダービーに続いて今年2度目。

ちなみに来年のJRAナビゲーターも、今年と同じ有村架純さん、瑛太さん、笑福亭鶴瓶さんの3人が務めるそうです。

そして今年の中山最後のレースとなる11Rのハッピーエンドカップ。

勝ったのは2番人気アドマイヤゴッド。M.デムーロ騎手。
2着には1番人気アルティマブラッド。C.ルメール騎手。

最後の最後は、今年話題の2人によるワンツー決着となりました。

最終レース終了後、ウィナーズサークルに杉本清さん、佐藤哲三元騎手、鈴木淑子さんが登場し、有馬記念レース回顧のイベントが行われました。

しかし、その途中、演歌の大御所・北島三郎さんが登場！

愛馬キタサンブラックは負けはしたが3着という結果に気をよくしたのか、お弟子さんや横山典弘騎手も登場し「まつり」をフルコーラスで熱唱！

日もとっぷり暮れた17時より、ゴールドシップの引退式が行われました。

2012年の皐月賞、菊花賞、有馬記念、2013年の宝塚記念、2014年の宝塚記念、そして今春の天皇賞春とＧⅠは6勝。

さらに昨年は凱旋門賞にも挑戦したし。

とりあえず、お疲れさまでした。

以上で今年の中央競馬は全て終了。

今年は台風や降雪や災害等による開催中止がなく、全て予定通りの日程で競馬が開催されたのは非常に珍しいことかと。

そして、印象深かったのはやっぱりドゥラメンテ。
今後、世界でどんな活躍を見せてくれるのか大いに楽しみ！

さらには世界のマイル王モーリスや、今日勝ったゴールドアクターやハートレーなど、来年の競馬が今から待ち遠しい！