今年もいよいよ「JBC」を迎えました。

今年のJBCは、2012年以来4年ぶり3度目の川崎競馬場で開催。

過去2度の開催は、2006年が平日ナイターを含む2日間開催、2012年も平日ナイター開催だったので、文化の日に1日でJBC競走全てが行われるのは、川崎競馬場では初めてのこと。

川崎競馬場の3号スタンドを取り壊し、跡地に建てられたのが「マーケットスクエア川崎イースト」。

オープンしたのは今年2月で、日本初のショッピングモール併設競馬場となったことを記念し、今年のJBCを誘致したと聞きます。

マーケットスクエア川崎イーストのオープン後、川崎競馬場に来るのは初めてで、ショッピングモールがどうなっているのか気になったが、今日は忙しいのでまた別の機会に…

内馬場では「神奈川＆全国ＧⅠ級美味いもんフェス」と題したグルメイベントが行われていました。

以前と比べて3号スタンドがなくなった分、スタンドエリアは狭くなり、混雑が激しくなるので、なんとか客を内馬場に誘導させたいという狙いもあるのかと。

けど、そのグルメ屋台もどこも長蛇の列！

40分程並び、ようやく「三崎まぐろ漬け丼」700円と「江の島しらす釜揚げ丼」800円を買えた…

いよいよJBCの開幕を告げる生ファンファーレ！

しかし、ファンファーレ隊の後ろには、なにやらのぼりを持った警察官が…

今からダート日本一を決めるというビッグレースの演出がこれ？
JBCというイベントや、競馬というスポーツをどう捉えているのか疑問。

国体の開会式や、日本シリーズの始球式でも、このようなのぼりを掲げるのか？ということ。

15:10にまずはJBCレディスクラシック。ダート1600m。

結果、昨年の覇者で1番人気に推されたホワイトフーガが連覇達成！

クロフネ産駒の4歳牝馬で、鞍上は蛯名正義騎手。

2着は道中2番手から粘り込んだ4番人気の桜花賞馬レッツゴードンキ。

3着は6番人気で浦和所属のトーセンセラヴィが入線。

15:55に10RのJBCスプリント。ダート1400m。

結果、3番人気ダノンレジェンドがハナを切り、そのまま3馬身差の逃げ切り勝ち！

ＧⅠJpnⅠは初制覇。
マッチョウノ産駒の6歳牡馬で、鞍上はM.デムーロ騎手。

2着は1番人気のベストウォーリア。

3着は昨年の覇者で4番人気コーリンベリー。

史上2頭目の地方馬によるJBC制覇が期待された2番人気のソルテは6着に敗退…

16:40にメイン11RのJBCクラシック。ダート2100m。

逃げるサミットストーンを4コーナー手前で交わしたホッコータルマエが粘り込むところ、好位追走から直線で追い込んできた2番人気アウォーディーが差し切り勝ち！

同馬は昨秋にダート路線へ転向し、これで負けなしの6連勝。
ジャングルポケット×ヘヴンリーロマンスという良血馬で、武豊騎手はJBCクラシック8勝目！

2着が3番人気ホッコータルマエ、3着が5番人気サウンドトゥルー、4着が4番人気ノンコノユメ、5着が1番人気コパノリッキーという結果に。

そして最終12Rは2歳牝馬によるＳⅡローレル賞。1400m。

勝ったのは道営馬で3番人気に推されたアップトゥユー。

サウスヴィグラス産駒で、鞍上は阿部龍騎手。

以上で2016年のJBCは終了。

来年は2年ぶり7度目の大井競馬場で開催予定です。

ちなみに帰り、川崎駅方面の信号待ちの列が入場門まで伸びていて、競馬場から出るのでさえひと苦労という混雑っぷりでした…